【ドーナツを穴だけ残して食べるにはどうしたら良いのか?】
理:むずかしい……
丑治:哲学ですね。無は存在するかどうか。
鹿子:確かに食べる前は穴は存在しているのに食べるとなくなります!!!
ルミ:食べ終わったドーナツの穴は何処へ行っちゃうのだ?
紫彗:あ、分かったよ、俺。問題的には全部食べなくてもいいんじゃない?
つまり答えは『穴の周りを残せばいい』。
茅:見るんじゃなくて感じればできるんじゃない?
一護:待とうや。とりあえずドーナツ=穴が開いとるゆう発想から抜け出さな。
羊右介:マトリックス(仮想空間)に穴を残すんや
円:無理ですね。既存の物理法則を無視しないかぎり穴だけ残すことなんて不可能です
依墨:ドーナツの穴と同じサイズのリングを用意して穴にはめて、 それからド-ナツを食べればそのリングがドーナツの穴じゃない?
郡:それはただのリングの穴
るる:丸飲みすればいいのでは?
羊右介:納得してもた(笑)
仁:ドーナツを水に入れて凍らせて穴の部分の氷だけ取り出せばいいんじゃないの?
都:わかった。一口で食べて穴だけ吐き出しゃあええんじゃ
梓:穴も残さず食えよ。
優斗:俺はいつも穴だけ残っちゃって
どうしようかと思ってたよ
一花:穴があったら入ればいいんじゃない
茅:ドーナツの穴って目に見えないでしょ? つまり、穴を削らないように外側からそ~と食べていけば、見えないだけで実は残ってるかもしれないよ!
円:穴を残すと自分が穴に飲み込まれてしまいますよ。
瞬間的にブラックホールになるようです。
一花:そもそもドーナツに穴なんて無いんだよ
凪:果たして成功したとして、ドーナツが無い状態で「ドーナツの」穴と言えるかが問題ですね。ドーナツが無くなった段階でもはやそれは「かつてドーナツの穴であった、今は別の何か」、じゃないでしょうか
都:ドーナツが先か、ドーナツの穴が先か。
福:バカボンのパパが、バカボン生誕の前はなんと呼ばれてたのか気になってきた……
日向:内側から少しずつ食べていけば穴がどんどん大きくなっていって 最終的に発散するよ。これでいい?
星:穴つきのドーナツを箱に入れ、割って取り出し食べます。
すると穴は箱に残されている。
箱の底に落ちています。
我露:スライムみたいな軟体生物になって、ドーナツの形状に合わせて取り込むのは?
麻有:”ドーナツの穴”は”ドーナツ”の一部であるか否か
旭:この問いをナンセンスと片付けるのは簡単だけど…… けどこれには人生への重大な示唆が隠喩としてある気がしきりにして、なりません……
みこ:ドーナツじゃむずかしいからちくわにする?
星:ドーナツを縦に切ったら穴が増殖してしまいました!
日向:穴の大きさがそれぞれ違うんだが
そこに何か重要な事が隠されているような気がする
丑治:ドーナツがなくなった後もその空間にドーナツの穴があったということを証明できれば、それはドーナツの穴であると言えるんじゃないですか?
一花:「あった」ことが今現在「ある」ことの証明足りうるのか?そこが疑問じゃん
依墨:穴の部分を棒か何かで押し出すしかないね
征一郎:ドーナッツの穴っていうのは周りにドーナッツがあるから存在するわけなので、 周りのドーナッツがなくなったらそれはすでにドーナッツの穴ではないわけだ。
つまり、周りのドーナッツがないとその穴は存在できないから、穴だけは残せないと言うことになる。
紫彗:まず、「ドーナツの穴」が「ある」のかどうかだね
日向:無を有にすることはできねえよ
みこ:C型になった瞬間、それはドーナツではない他の何かになっているとも考え難いけど、ドーナツの穴がドーナツの穴でなくなると言うなら、そうなのかな……と思う
優斗:C型になったとしても、ドーナツはドーナツだよ。
ドーナツはなにもリング型でなくてはならないということはないからさ。
ただC型に穴は存在しなくなるでしょ
仁:ドーナツを食べるとドーナツの穴も消えてしまう。
この問題は「ドーナツ」を特定物と認識しているから生じる問題だから、 「ドーナツ」を概念として考えれば解決するんじゃない?
たとえばドーナツaを用意し、穴の形を石膏か何かで取り、その後ドーナツaを食べる。 その後取っておいた型でドーナツbを作れば、ドーナツaとの関係において、 「ドーナツの穴」だけを残して「ドーナツ」を食べたことにならないかな。
梓:ドーナツが誕生した事によってこの世から押し出された空間はどこへ行く?
福:ドーナツ「の」穴なんやから、穴はドーナツの一部なんやろ?
郡:◎の内側の円の部分をドーナツの穴だと考えてきたわけだけど、これがそもそもの間違いなんじゃないの
我露:ドーナツのほんの一部をつま先でむしり取っただけでも、もうそれはドーナツではなくなってしまうのか。
だけど、まったく同じ形のドーナツなんて現実にはあるわけがないね。そもそも最初から欠けていたりへこんでいたりするし
俺たちは、微妙に形が違う二つのドーナツを見たとき、その二つを同じ「ドーナツ」であると認識してる。
羊右介:体内に入ったドーナツはどの時点でドーナツではなくなるん?
妃:きみたちさっきから黙って見てたら穴だとかドーナツだとか好き勝手な事ばっか言ってるけどね、ツイストの立場はどうなるの?
ツイストを馬鹿にするにもほどがあるのよぅ。
きみたちはツイストに冷たすぎる!
るる:ドーナツ、穴ぬき一つ。
理:普通にドーナツを食べる。
食べ終わる。
・・・・・・。
・・・ドーナツの穴は過去に残ってる。
花鶏:ドーナツの真ん中に生コン流し込んだらどう?
優斗:たしかドーナツ食べ過ぎたら腹に穴あくよな?それでいいんじゃね?
日向:量子力学を適用するなら 、何度も何度も「存在しないはずの穴」に噛みついていれば、いつかはドーナツが現れるかもしれない。
つまり現れる可能性がある、という事で、普通に全部食べれば「穴だけ残した」という事だ。
もっと言うならドーナツの穴は世界中に散らばっており、明日にも君の前に「無いはずの穴」からドーナツが現れるかもしれない。
茅:親指と人差し指で輪を作る
その輪にドーナツの生地をつける
揚げる(この時点で指はドーナツになっている)
元指を残して食べる
穴が残る!
麻有:そもそも私たちが考えてるドーナツは 、ひょっとしたらドーナツじゃないかもしれないよね
一護:もっとシンプルな穴の残し方はあらへんのやろか?
依墨:
1、ドーナツ全体をラップで2、3回ほど巻いて密閉する
2、それを水の中に沈める
3、ラップに穴を開けると中の空気が出てくる(これがドーナツの穴)
4、その空気をテキトーな容器に保存する
5、あとはドーナツを食べる
円:もともとドーナツには「穴」の部分は含まれないんじゃないでしょうか。
ただ、その「穴」の部分を示す時に「ドーナツの」をつけないとその「穴」の部分が説明できませんから、「ドーナツの穴」としますが。
星:宇宙のことを有限ではあるが限りはないっていった人がいたでしょう?ドーナツの穴にも同じ事がいえるかもしれません
鹿子:あっ、写真に撮っとけばいいんですよ!!
郡:
①母の作るドーナツが好きだった
②ドーナツ専門店を立てる
③母が亡くなり、ショックで仕事が手につかず
④お店が潰れる
⑤最後に作ったドーナツ食べる
⑥心に穴が残る
羊右介:せつねええええ
長門:何か暗いよ……
梓:人生を費やさないとドーナツの穴は残せねえのか
円:穴というのは空間的に言えば無であり、存在しないように思える
しかし「穴」というものは存在する
この矛盾から考えてみましょう
ルミ:そもそも穴って基本的に食べられないのだ
紫彗:ドーナツを食べても、ドーナツの穴は見た目的には消えるが穴に存在していた宇宙的パワーは存在し続ける
一護:いや、ピラミッドパワーと同じで、外部の空間が失われればその効果も必然的に失われるはずやね
鹿子:今気づいたんですけど
ドーナツの外側もドーナツの穴なんじゃ!?
郡:それ
麻有:空気=ドーナツの穴とすると、私達は今こうしている間にもドーナツの穴を吸い込んでる。そしてドーナツを食べたとしても、空間的につながっている他のドーナツの穴は存在するため、ドーナツの穴は残していることになるね。
我露:ドーナツの穴は一つの宇宙……
凪:トーラス面であるドーナツを位相論的観点から見ると、厚みの無い円筒と同相。更にこの円筒は、2次元空間上に存在する単純閉曲線と違い、空間的境界が無い。 よってドーナツの穴と世界とは同一存在ですね。つまり、普通にドーナツを食べきれば穴は世界と共にそこに残ります。
理:あの真ん中にあるのは実は穴でないかもしれないですね?
よくみるとドーナツの表面にたくさんの穴がある……
あれ、難しくなっちゃった
円:この問いを考えながらドーナツを食べればいいんです。
この問いによって食べ残されるべきドーナツの穴自体が発見されているからです。
優斗:ドーナツの穴の存在の本質は不在であることに他ならないということか
依墨:まず、
◎
ドーナツがあるじゃん?
○
↑ドーナツの穴の部分
この穴はドーナツ食べたら存在しなくなるよね。ってことは、ドーナツを食べたらいけないわけで、
食べなかったら食べれない訳か
ドーナツをドーナツじゃなくすればいいんじゃない?
例えばドーナツをひとかじりした後鉛筆さして筆箱にするとか
征一郎:そもそもドーナッツっていうのは身だけで存在してるわけで、 ドーナッツという言葉の中に穴の意味は含まれない。
つまりもともと穴なんて存在しないんだよ。そんな条件下で穴だけ残して食べるなんてことは到底不可能。
まず実存は本質に先立つってことだよ。
星:「ドーナツの穴」ではなく「ドーナツの真ん中にたまたま存在している空間」と呼ぶべきですか?
凪:①まずドーナツの生地で、地球と同じ大きさくらいの球体を作ります。(この時点ではまだドーナツではありません)
②この球体を超高速回転させます。
③すると遠心力で球体は徐々に平らになり、やがてに中心に穴(空間)が開きます。(この時点でドーナツ完成です)
④さらにこの穴(空間)は、周りの巨大なドーナツの重力と巨大な遠心力によって、 空間に歪みができ、最後は別次元に落ち込みます。(ブラックホールの逆みたいなものです)
⑤ドーナツを食べます。この時空間の歪みも一緒に消え、ドーナツの穴も消滅したように見えますが、ドーナツの穴は先に別次元に転送されているので存在し続けます。
みこ:ミスドで「ドーナツの穴」だけ注文する。
丑治:俺はドーナツショップの店員です。
ある日のこと、そのドーナツショップに一人の変わった客が現れました。
「いらっしゃいませ」
俺はいつもの営業スマイルで声を出します。
「こちらでお召し上がりですか?」
俺は続けます。
「いや、テイクアウトでお願いします」
とその客は言いいました。
「はい、かしこまりました」俺はそう言い、
「ご注文は?」と続けましたた。
「ドーナツの……」客が言いかけて、
「はい」俺が言い、
「ドーナツの穴だけをくれ」と客。
「はい?」僕は思わず聞き返してしまいました。
「だから、ドーナツの穴だけがほしいんだ」
やはり俺の聞き間違いではありません。
この客はドーナツの穴が欲しい、と言ったのです。
そこで俺は、一つの良い案が浮かんびました。
「少々お待ちくださいませ」と俺は言い、棚からドーナツを一つ取り出し、 そのドーナツの穴をつかむようにして、袋に何ももっていない手を入れ、 さも商品を入れたかのようにしました。
「お待たせしました。こちら、5円でございます」
「えっ、金取るの?」
そのお客は不意をつかれたような顔をしたが、5円玉をしぶしぶ出してきました。
俺はその5円を手元に置き、すぐにお客さんに返しました。
「えっ、いらないの?」とお客が言いました。
「いいえ、いただきました。5円玉の穴をね」
花鶏:一休さん……!?
からばこ
がらくた標本箱による自己満足空間です。
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